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年齢別に考える小児歯科のケアと治療法のご紹介
下総中山・西船橋の歯医者「岡本歯科クリニック」です。
今回は、お子さんのそれぞれの時期における適切なケアや考え方、そして小児歯科治療の内容と予防方法についてご案内したいと思います。
◆まずはじめに
虫歯のリスクは歯が生えたときから生まれます。しかし幼いこどもは自分では口腔ケアはできませんので、かわいいお子さんを虫歯から守れるかどうかは親御さんの意識次第です。下総中山・西船橋の歯医者「岡本歯科クリニック」では歯科健診を通して、予防を中心にこどものお口の健康を守ります。広々としたキッズルームがあり、楽しく通える空間です。お子さんのお口のお悩みは何でもお気軽にご相談ください。
◆乳幼児期について(0歳~)
・子どもの正しい成長には健康な乳歯が必要です
人の成長と健康には、「栄養」が不可欠です。その栄養をしっかり体に取り込むには、食べ物を「咬みくだく」ことがとても大切です。乳歯が虫歯になると、そこに生えてくる永久歯や歯並びに影響する可能性があります。最悪の場合、しっかり咬みくだくことができない永久歯になってしまうことも。お子さんの健やかな成長のためにも、虫歯にならないよう予防に力を入れてあげることが重要なのです。「乳歯は生え替わるから虫歯になっても問題ない」と考えていませんか?それは間違いです。乳歯から永久歯に生え替わる時期に、お口の状態が不健康だと、大人になってからも影響がでてしまうものなのです。
・乳歯は虫歯になりやすいのをご存じですか?
乳歯は、表面を覆うエナメル質やその下の象牙質が永久歯より薄く、歯質がやわらかいため、虫歯になりやすいといわれています。また、乳歯は虫歯菌の出す酸に浸食されやすいため虫歯になってしまうと進行がとても早い、といったやっかいな特徴もあります。
この点から大人の歯に比べて子どもの歯は虫歯になりやすい、ということをまず覚えておくことが大切です。
親御さんが正しい予防知識を身につけて、お子さんの大切な乳歯を守ってあげましょう。お子さん自身お口のケアは上手ではありません。虫歯からお子さんを守るためにはご両親の注意や管理が必要なのです。お子さん自身のブラッシングはもちろん、ご両親の仕上げ磨きやケアをしっかりと行ってください。それでももし虫歯になってしまったら、きちんと治療することを習慣づけるようにしましょう。
・乳歯は永久歯の健康に影響します
乳歯はどうせ生え替わるからといって、虫歯になっても気楽に考える親御さんがたまにいらっしゃいますがこれは危険なことです。乳歯が虫歯になると、その後に生えてくる永久歯の健康にも当然影響してきますし、歯並びに影響することもあるのです。
・虫歯は、お母さんやお父さんから感染します
生まれたての赤ちゃんのお口には虫歯菌は存在しません。そのまま虫歯菌に感染しなければ虫歯にはなりませんが、生活するうちにやがて感染します。しかしこの時期を、ある程度遅らせることができると、将来的に虫歯にかかるリスクを低く抑えられるといわれています。きちんとケアをして、できるだけ感染させない配慮が大切です。
赤ちゃんへの虫歯菌の感染経路はさまざまですが、ご両親などまわりの大人から感染することがほとんどです。キスや口うつしなどで唾液を介して感染します。
例えば日常生活では、お母さんが使った箸やスプーンを使って赤ちゃんに食べ物をあげる、お母さんが使ったコップを使って赤ちゃんに飲み物を与える、といった行為はわりとよく見る光景です。けれども、この何気ない行動が赤ちゃんの虫歯の原因になってしまうことはご存知でしょうか。
お子さんを虫歯から守り、できるだけ歯を健康に保つためにはご両親の注意が欠かせません。唾液のついたスプーンや箸でご飯をあげない、噛んでやわらかくしたものを食べさせない、かわいいからといってみだりにキスをしない、といったことを守りましょう。また、出産前にお母さんをはじめ、ご家族そろって虫歯菌を減らすことも、赤ちゃんへの虫歯菌感染リスクを抑えることに繋がります。
【歯科医院で行える小児歯科メニュー】
①フッ素塗布
②シーラント
◆幼児期~児童期について(6歳前後~)
幼児期から児童期は乳歯から永久歯に生え替わる大切な時期です。きれいな歯並びを手に入れるためには、最初に生えてくる永久歯「6歳臼歯」の生え方はとても重要です。永久歯は生え替わることはありません。これから成長をし、おじいちゃん、おばあちゃんになってからもずっと健康な歯でおいしいご飯を食べられるよう、しっかりと虫歯予防を行いましょう。
この時期、健康なお口の中を維持するためのポイントがいくつかあります。
・永久歯が生える時期と本数
6歳前後になると初めての永久歯が生え始めます。この一番早く生えてくる永久歯が、「6歳臼歯」です。6歳臼歯は歯列の一番奥に生え、子どものこれからの咬み合わせに大きな影響を与えます。その後前歯から奥歯の順に生えてきます。12歳ごろには6歳臼歯の奥に12歳臼歯が生え、個人差がありますが28本~32本(親知らず含む)すべての歯が揃います。生えて来たばかりの6歳臼歯には深くて細い溝があります。そこに食べカスが溜まりやすく、またブラッシングしにくいため虫歯になりやすい歯です。この大切な6歳臼歯を虫歯から守るために下総中山・西船橋の歯医者「岡本歯科クリニック」では、歯科医院での予防処置をおすすめしています。
・今後の咬み合わせを左右する6歳臼歯
6歳臼歯は永久歯の中で最も早く生えてきます。生え始めは5~6歳ごろ。あごの成長によって真っ直ぐに生えてこないこともあり、6歳臼歯の生え方はそれ以降に生えてくる永久歯の生え方にも大きな影響を与えます。きれいな歯並びは一生を通じて身体の健康につながります。6歳臼歯が生える時期にはその生え方に注意してあげましょう。そして、気になることがありましたら早い段階で歯医者さんに相談するといいでしょう。この時期に矯正歯科治療を含め、より良い歯の成長のための治療を検討することもまた重要なポイントです。
・正しい歯並びのためにできること
歯並びは遺伝的な要因が大きいですが、虫歯で歯を失ったままにしておくこと、食べ物をしっかりと咀嚼(そしゃく)しないことによるあごの発達の遅れ、舌で歯を押してしまうなどの癖によっても乱れることがあります。きれいな歯並びを手に入れるためにはいくつかのポイントがあります。
①虫歯を予防すること
虫歯が悪化して大部分が溶けてしまうと、抜歯しか手立てがなくなることもあります。虫歯から歯を守るために食事の後は毎回ブラッシングをきちんとしましょう。また、歯医者さんでの定期検診はなかなか見つけにくい小さな変化にもすぐに発見でき、対応できます。忘れずに受けるよう心がけましょう。
②あごの適正な発達を促すこと
数十年前と比べ、食の欧米化が進んだ今、やわらかい食べ物を中心にした食生活が一般的になっています。しかしあごの健全な発育にはやわらかい食べ物だけではなく、硬い食べ物の咀嚼も欠かせません。あごの発達を促すためにも意識して食事やおやつに取り入れましょう。
③歯に影響を与える悪い癖を防止すること
些細な行動でも毎日、繰り返し行えば歯列やあごの発達に影響を与えます。頬杖や舌で歯を押し出すなどの癖があるときはすぐにやめさせましょう。
④小児矯正
子供の矯正治療の特徴は顎の成長を利用するということ。成長期のまだ小さなうちから、はじめれば抜歯をしなくても歯を正しい位置に導くことが可能です。また、本格的な矯正治療を行う期間も短縮することができるのもメリットです。矯正治療は早ければ早いほどよいというものではなく、治療法やタイミングは症状によって異なりますので、ぜひ一度かかりつけの歯医者さんでご相談されると良いでしょう。
【歯科医院で行える小児歯科メニュー】
①ブラッシング指導
②フッ素塗布
③シーラント
④虫歯治療
⑤定期健診・メンテナンス
⑥小児矯正治療
◆10代(中高生期)について
中学生、高校生と多感な10代。部活や勉強、遊びなど毎日が目まぐるしく過ぎます。集中力を養い、充実した生活を送るために口腔内の健康はとても重要です。10代のお子さんのためのデンタルケアのポイントを知り、毎日のケアに役立てましょう。
・歯並びがよくないと感じたら相談を
感受性が強く、周囲の目も気になりだす10代。歯並びを気にしているような素振りはありませんか?
手で口元を隠しているような仕草をよく目にするようであれば、もしかしたら乱れた歯並びにコンプレックスを抱いているのかもしれません。10代のあごは未発達の状態です。この時期に歯科矯正を始めれば、あごの成長を考慮した治療が可能になり抜歯の数を減らすことができます。また顔面の歪みがある場合、それを改善することも可能です。歯科矯正は、歯列を整えるだけでなく、コンプレックスを取り除くこともできます。
また、まだ萌出して間もないため、虫歯になりやすい状態でもあります。そのためにもしっかりケアができるように歯並びやお口の状態によっては矯正歯科治療をお勧めします。
・口臭予防
思春期を迎えると身だしなみに気を遣うようになります。鏡やブラシを携帯して髪型を整えたり、体臭を気にして防臭スプレーをバッグに忍ばせたり。また、口臭を気にして市販の口臭予防グッズを使用している子どもも少なくないでしょう。
しかし、口臭予防をきちんとするならその原因であるプラークをしっかりと取り除かなければなりません。そのためにはブラッシングを毎食後に行うことや歯科医院での定期検診が大きな力を発揮します。ぜひお子さんの定期健診を心がけましょう。
・子どもでも歯周病にかかります
歯周病は大人だけの病気だと思っていませんか?歯周病は悪化すると歯を失ってしまう原因となります。日本人の5人に1人は歯周病、またはその疑いがあるといわれています。歯周病が原因で歯を失う人が最も多い割合を占める日本。最近では低年齢化の傾向があり、歯周病の小学生も増加しています。小学生のときに歯周病になってしまい、きちんと治療しないと20代や30代で歯を失ってしまうこともあります。歯周病にならないよう正しいブラッシングはもちろん、定期検診は必ず受けましょう。
【歯科医院で行える小児歯科メニュー】
①ブラッシング指導
②フッ素塗布
③シーラント
④虫歯治療
⑤歯周病治療
⑥定期健診・メンテナンス
⑦矯正歯科治療
以上のようにお子さんの年代や時期によってケアの考え方や方法、治療メニューも異なってきます。
◆親子で楽しく予防歯科を
お子さんのお口の健康は、小さいうちの習慣付けがとても大切です。
歯磨きをしっかりする、歯医者さんを嫌いにさせない。これらのことが小さいうちから習慣化できると大人になってからも自身の歯の大切を理解し、適切なケアができるようになります。
なので、お子さんが小さいうちは、ご両親がしっかりと「仕上げ磨き」をしてあげてください。幼児期はもちろん、小学校の中学年くらいまではしてあげたほうが安心です。大まかなところはお子さん自身で行い、歯の裏側など細かい部分の磨き残しをご両親がチェックし、汚れを落としてあげましょう。
磨き終わったら、「きれいにできたね」「がんばったね」と褒めてあげてください。楽しくブラッシングできれば、ケアにもより熱が入るはずです。
そして毎日のご自宅のケアだけでは賄いきれない部分のケアや万が一の治療のために、早い段階から歯医者さんの環境に慣れてもらい、スムーズに処置や治療ができるように少しずつ慣らしていくと良いでしょう。
お子さんの診療で大切なのは、「お話」と「練習」です。そして「歯医者」の環境に慣れてもらい、治療に進めるようなトレーニングからスタートします。トレーニングといっても、ハードでつらいトレーニングではありません。遊び感覚で楽しく行います。知らない場所で知らない人に囲まれても不安にならないようにするのです。
下総中山・西船橋から通える歯医者「岡本歯科クリニック」では、まずお子さんに安心していただけるようにやさしく接し、楽しくトレーニングします。そしてひとりで診療台に座れるように導き、さまざまな処置を受けられるようにしていきます。そしてお子さんの状態を見ながら、急ぎすぎず根気よく診療につなげていくことを心がけています。
また、院内には広々としたキッズルームがありますので、まずはお子さんを連れてお母さんの診療でご来院ください。そこで楽しい時間を過ごしていただければ、実際にお子さんが予防処置をするときにもスムーズにいくはずです。なお、キッズルームにはカメラが設置されていて、お子さんの様子を診療ユニットのモニターでご確認いただけますので安心です。
多くの歯医者さんでは「余ったスペースを活用して……」というスタンスでキッズルームを設置することが多いようですが、下総中山・西船橋の歯医者「岡本歯科クリニック」では建設段階から、「お子さんがくつろげる、楽しめるキッズルームが欲しい」とデザイナーの方にお願いし、広々としたキッズルームを設置しました。
おもちゃや本、DVDの充実はもちろん、処置後のご褒美も用意しています。「岡本の歯医者さんには楽しいことがある」と、お子さんに思っていただけたら幸いです。
こどもにとって歯医者はやはり怖いものです。治療に対する不安やストレスを少しでも軽減できれば、と願っております。さまざまな工夫をこらしたキッズルームですので、小さなお子さん連れのお母さんも安心してご利用ください。
お子さんのお口や歯のことでお困りごとがありましたら、下総中山・西船橋の歯医者「岡本歯科クリニック」までぜひお気軽にご相談ください。
下総中山・西船橋の歯医者・歯科|岡本歯科クリニック
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